オルガン研究会

 北大にパイプオルガンがあることは学生はもちろん教職員の方も知っている 人は少ないのではないでしょうか。クラ−ク会館地下の大講堂にあるそのオル ガンは,普段はひっそりとその身をシャッタ−の裏に潜めています。週に一度, 我々の手によってそのシャッタ−は開かれ,オルガンは息を吹き返します。そ の時オルガンは演奏者によって,生き生きと美しいメロディ−を奏で,時には 厳かに,そして時にはやさしく私たちに語りかけてくれるのです。その音色は 言葉ではなかなか語ることはできません。みなさんもこの貴重な体験をぜひ味 わってみませんか?

 1994年に設立したこのサ−クルも今年で8年目を迎えました。会員は現在, 学部生が25名,院生や教職員をあわせると50名近くになります。銀盤を弾いた ことのない初心者から,本格的にオルガンを習っている経験者まで様々な人間 がそろっていますが,皆に共通しているのは「音楽を楽しもうという精神」で す。

 演奏技術の向上はもちろんですが,心から音楽を楽しめるサ−クルを目指し ています。音楽を楽しむ活動の一環として,オルガン演奏の他にも,ピアノや, チェンバロ,ヴァイオリン,リコ−ダ−による合奏なども行なっています。

 年二回のコンサ−トに加え,昨年は札幌コンサ−トホ−ル専属オルガニスト であるファッサン・ラスロ氏との交流会も実現し,オルガンを通じた交流活動 もますます活発になってきています。

 現在も随時会員を募集しておりますので,オルガンに興味をもっている学生 のみなさん,院生のみなさん, 教職員のみなさん,ぜひ一度,生のオルガン の音色を聞きに見学にいらしてください。いつでもお待ちしております。